滑りやすい路面を軽視? 自動車道で正面衝突

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6日午後、宮城県矢本町内の三陸自動車道で、40歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、33歳の男性の運転する大型トラックと正面衝突した。この事故で乗用車は大破し、3人が死亡、1人が重傷を負った。

宮城県警・高速隊によると、事故が起きたのは6日の午後1時ごろ。矢本町小松にある三陸自動車道・矢本インターチェンジ付近を走行していた40歳男性の運転する乗用車が凍結した路面でスリップして左側のフェンスに接触した。

弾みで対向車線側に飛び出し、大型トラックと正面衝突した。この事故で乗用車は大破し、運転していた男性を含む3人が即死。1人が重傷を負った。

自動車専用道ではあるものの、現場は片側1車線しかない構造となっており、中央分離帯もなく、その代わりとして樹脂製のポールが5m間隔で並べられている。乗用車はこれをなぎ倒して対向車線側に進入している。

事故当時の天候は晴れだったが、前夜から朝に掛けて降り続いた雪の影響もあり、路面は一部が凍結していたという。現場付近の制限速度は70km/hのところ、当日は50km/h規制がなされていた。しかし、大半のクルマは70km/h以上の速度で走行していたものとみられている。

警察では凍結した路面でスリップしたことが発端となり、回避操作を誤ったことが被害を拡大したものとみて、現場に残されたスリップ痕などの分析を進める方針。

《石田真一》

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