パトカーに追われ、サトウキビ畑に突っ込む

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9日未明、鹿児島県笠利町で、信号無視を発見されパトカーに追跡されていた乗用車が、速度超過状態でカーブを曲がりきれず電柱に衝突した後、畑に転落するという事故が起きた。運転していた20歳の男が収容先の病院で事故から1時間後に死亡している。

鹿児島県警・名瀬署の調べによると、事故が起きたのは9日の午前0時35分ごろ。これより前の午前0時30分ごろ、笠利町赤木名付近の県道交差点をパトロールしていた同署・地域課のパトカーが、点滅信号で一時停止をせず、減速すらせずにそのまま通過した1台の乗用車を発見した。

パトカーに乗っていた警察官はすぐに停止を命じたが、乗用車はこれを無視すしてスピードを上げて逃走した。パトカーはしばらく追跡したが、乗用車が100km/h近い速度で逃走していたこともあり、追跡を断念した。

その後はこの乗用車が逃げたと推測されるコースを追走していたが、信号無視を発見した場所から2kmほど離れた笠利町万屋付近のサトウキビ畑に横滑りした状態で突っ込んでいる乗用車を発見した。

現場は片側1車線の緩やかなカーブだが、対向車線側の電柱にはクルマが衝突した痕跡があった。男は発見当時はすでに意識不明の状態で、すぐに病院へ運ばれたが脳挫傷などが原因で事故から1時間後に死亡した。

警察では乗用車がスピードを出しすぎ、コントロールを失ったことが事故の原因とみている。警察では「被疑車両の追跡は正当な職務であり、パトカーが事故を誘発するようなことは無かった」とコメントしている。

《石田真一》

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