トラックに潰されて死んだ自衛官、自殺をするよう求められていた

自動車 社会 社会

福岡地検久留米支部は11日、同僚に対して自殺をそそのかす内容の手紙を書いて手渡し、この同僚に自殺を実行させたとして、陸上自衛隊久留米駐屯地に所属する51歳の1等陸曹を10日までに自殺教唆罪で起訴したことを明らかにした。

自衛隊内部での警察組織に当たる警務隊が2月中旬に逮捕し、検察に引き渡していた。

福岡地検久留米支部によると、この1等陸曹は今年1月、同期入隊した当時52歳の陸曹長に対して「君が自殺をしなければ僕が自殺をするよ」などと記した手紙を手渡し、自殺をそそのかしたとされる。

2人ともギャンブルなどでつくった数千万円近い借金があり、2人の間でも金銭のやり取りがあったようだ。手紙を書いた1等陸曹は陸曹長の保証人になっていた可能性もあり、このことから自殺するように仕向けたようだ。

陸曹長は今年1月19日、久留米駐屯地内の駐車場に止められていた大型トラックの下敷きとなり、窒息や内蔵損傷が原因で死亡しているのが部下によって発見されている。自分でトラックをジャッキアップしてタイヤ下に潜り込み、直後にジャッキを蹴り倒して下敷きになった可能性が高いという。

トラックの運転席には陸曹長の書いた遺書が残されていたが、1等陸曹の書いた手紙も一緒に置いてあったために事件が発覚。1等陸曹は警務隊に身柄を拘束されていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る