アイスバーンでコントロール失う---救急車が衝突

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14日朝、北海道札幌市手稲区内の市道で、交通事故の現場に向かって走行していた札幌市消防局の救急車が、アイスバーンでスリップしてコントロールを失い、橋の欄干に衝突するという事故を起こした。この事故で乗員3人が軽傷を負っている。

北海道警・(札幌)西署によると、事故が起きたのは14日の午前7時10分ごろ。交通事故による負傷者発生の通報を受け、緊急出動していた札幌市消防局・手稲消防署所属の救急車が札幌市手稲区曙5条3丁目付近の市道を走行中、コントロールを失って橋の欄干に激突する事故を起こした。

この事故によって救急車は左側面部を中心に小破し、乗っていた3人の隊員がいずれも軽傷を負った。

警察の事情聴取に対し、救急車を運転していた隊員は「前方を走るクルマを追い越そうと対向車線に出て、再び元の車線に戻ろうとしたところ、ハンドル操作を受け付けなくなった」と供述している。

救急車がコントロールを失った場所は路面が完全凍結する“ブラックアイスバーン状態”となっており、この部分に乗り上げたことが事故の原因とみられている。

今年の札幌は例年に比べて暖かく、完全路面が凍結する機会が減ったこともあり、ドライバーが「滑らないだろう」と過信した結果、意図しない場面で滑って事故に至るケースが多いという。

《石田真一》

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