軽自動車の国内販売で首位スズキを追い上げているダイハツ工業は、年間一時金が5.5カ月の要求に対し、満額の回答となった。同社の一時金の満額回答は2001年春闘以来、3年ぶり。
ダイハツの昨春闘の妥結は5.2カ月プラス2万8000円と、要求(5.3カ月)に満たなかったが、今年は満額で水準としても01年に並ぶ過去最高となった。
同社の03年の国内軽自動車シェアは29.5%と過去最高を記録。年明け後も昨年末に投入した『タント』の好調などで高水準の販売を維持しており、経営側は首位奪取に向けて士気を高めるため、一時金の満額回答を決めた。