口論の末に飛び出す? 高速を歩いていた女性が死亡

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15日深夜、福岡県若宮町内の九州自動車道下り線で、走行車線を歩いていた35歳の女性が大型トラックや乗用車など、クルマ数台に次々とはねられ、死亡するという事故が起きた。

女性は事故直前まで乗っていたクルマのドライバーと口論し、歩いて帰ろうとした際に事故に巻き込まれたらしい。警察で事故の詳しい経緯を調べている。

福岡県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは15日の午後11時55分ごろ。九州自動車道下り線の若宮インターチェンジ(IC)〜古賀ICで、走行車線を走っていた22歳の男性が運転するクルマが、前方を歩いていた女性をはねた。

女性は衝突の衝撃によって約20mほど飛ばされた後、追越車線を走っていた大型トラックなどクルマ数台に再びはねられて死亡した。後続車のうち少なくとも1台は事故を起こしたことに気づかず、現場からそのまま走り去っている。

警察では死亡した女性がどこから高速道路の本線に入っていたのかなどを調べていたが、事故発生の一報を聞いて名乗り出た男性の証言からそれが明らかになった。

この男性によると、死亡した女性は福岡市に住んでおり、男性は女性を自宅まで送るために九州自動車道を走行していたのだが、事故の直前に車内で口論となってしまったという。

男性は危険を感じたため、路肩にクルマを停車させたが、女性は「歩いて帰る」とクルマを強引に降り、そのまま前方に向かって歩いていった。男性は「すぐに戻ってくるだろう」と後を追いかけず、そのまましばらく停止していたが、事故はその直後に起きてしまったようだ。

しかし、男性の供述に曖昧な点があることから、警察ではこの男性からさらに事情を聞き、事故の全容解明を進めていくとしている。

《石田真一》

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