フォード会長、今年も「報酬ゼロ」

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フォード会長、ウィリアム・クレイ・フォード・ジュニア氏は、フォード社の業績が回復しない責任を取り、昨年に引き続き今年も自らの報酬をゼロとする、と発表した。

一見潔い態度だが、かつてフォードを追われ、経営の傾いていたクライスラーに移籍して自らの年収を「1ドル」と定めたリー・アイアコッカ氏ほどのインパクトはない。というのも、フォード氏は、昨年分として150万ドル分ものストックオプションを得ているからだ。

フォード氏が分配として受取ったフォード株は11万3122株で、1年後に売却可能となる。しかも、昨年にもこうしたストックオプションを受取っており、今年売却可能な持ち株は時価2160万ドルにも相当するのだ。

フォードでは2001年度の業績悪化の影響から、従業員への401kプランや重役のボーナスなどもコストカットの大鉈がふるわれた。これらに対し、フォード氏は改善していく、とコメントしているが、自らが報酬ゼロでもこれだけのボーナスを受取っている、となると批判は免れないかも知れない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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