急な加減速を繰り返すクルマ、事故

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21日未明、福岡県古賀市内の県道で、加減速を繰り返すなどの不審な運転を行っていたとしてパトカーの追跡を受けていた乗用車が対向車線側に逸脱し、他のクルマと正面衝突を起こす事故が起きた。

この事故ではパトカーの追跡を受けていた乗用車を運転していた男が頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡している。

福岡県警・粕屋署の調べによると、事故が起きたのは21日の午前2時40分ごろ。これより5分前の午前2時40分ごろ、粕屋署の捜査車両(覆面パトカー)が古賀市天神付近の国道495号線をパトロールしていた際、前方で急激な加減速を繰り返すなど、不審な行動を行っている乗用車を発見した。

捜査車両は赤色灯とサイレンを使用し、この乗用車に対して停止するように呼びかけたが、乗用車はこれを無視するようにそのまま急加速。逃走を開始した。

乗用車は赤信号や一時停止違反を繰り返し、捜査車両も約1kmに渡って追跡を行ったが、住宅地にある細い道に逃げ込んだこともあり、興奮したドライバーが運転を誤って民家に突っ込む可能性も高いとして追跡を中止した。

捜査車両は乗用車が逃走したコースをそのまま進んでいったが、追跡を中止した地点から700mほど進んだ古賀市駅東1丁目付近の県道で緩やかな左カーブを逸脱。対向車線に進入して別のクルマと正面衝突を起こしている乗用車を発見した。

運転していた28歳の男はすぐに病院に運ばれたが、頭などを強く打っており間もなく死亡。衝突された側のクルマを運転していた52歳の女性も胸部打撲などで軽傷を負った。

警察ではパトカーの追跡を逃れようとしていたクルマが速度超過のためにカーブを曲がりきれず、そのまま逸脱したことが事故の原因とみている。

《石田真一》

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