事故の被害者からひったくり強要? 

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警視庁は23日、交通事故の示談金を工面する目的で日ったくりを行っていたとして、兵庫県神戸市内に住む21歳の男と20歳の男を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。警察では犯行動機に不明瞭な点もあるとして、逮捕した男たちから事情を聞いている。

警視庁・原宿署の調べによると、事件は20日の午後11時30分に発生している。渋谷区代々木2丁目付近の路上を歩いていた27歳の女性が、前方から歩いてきた男とすれ違いざま、持っていた現金約3万6000円入りのハンドバッグをひったくられた。

男はそのまま走って逃げたが、女性の叫び声に気づいた原宿署員が男を追跡。現場から約350m離れた路上で取り押さえられ、窃盗の現行犯で逮捕された。その後、共犯の男も確保し、原宿署に連行した上で事情聴取を行った。

この際、バッグを奪った主犯格の男は「直前に接触事故を起こし、相手から示談金40万円をすぐに支払うように求められた。ひったくりかオヤジ狩りで作るしかないと思ってやった」と供述。これに対し、共犯の男が「犯罪でカネを稼ぐのは本意ではないが仕方なかった」と話していることもわかった。

事故直後に示談金を求められている点や、金額が比較的高額であることから、警察ではこの2人が暴力団関係者とトラブルを起こし、相手から犯行を強要されていた疑いもあるとして、さらに事情を聞き、慎重に調べを進める方針だ。

《石田真一》

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