ガソリンスタンドが気になって直進車を見落とす

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24日未明、秋田県秋田市内の国道7号線で、今月上旬に卒業した高校生7人の乗ったワゴン車が交差点でトラックと出会い頭に衝突するという事故が起きた。この事故でワゴン車の中央座席と後部座席に乗っていた2人が頭を強打し、意識不明の重体となっている。

秋田県警・秋田署によると、事故が起きたのは24日の午前3時30分ごろ。秋田市川尻町字大川反付近の国道7号線の交差点で、秋田南バイパス方向に右折しようとした少年7人が乗ったワゴン車の側面付近に、直進してきた普通トラックが衝突した。

この事故でワゴン車の中央座席と後部座席に座っていた5人のうち、中央席左側と後部席左側(衝突された側)に乗っていた17歳と18歳の少年が頭を強打し、意識不明の重体。この少年の体を受け止めことになった2人も重傷を負い、運転していた18歳の少年を含む残る3人が軽傷を負った。中央座席と後部座席に乗車していた5人はいずれもシートベルトを着用していなかったとみられている。

現場は比較的見通しの良い直線道路。運転していた少年は昨年10月に運転免許を取得し、この日は同じ学校に通っていた友人と男鹿半島方面にドライブに行っており、その帰路に事故を起こした。

取り調べに対して少年は「ガソリンが残り少なくなっていて、右折する直前に道路左側にあったガソリンスタンドが気になり、直進してくるトラックに気づくのが遅れてしまった」と供述しているという。

警察では少年が強引に右折しようとした可能性もあるとして、負傷した同乗者からも事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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