英国ロンドンで開催されたクラッシックカーの展示会「クラシックカーライブ」では、1950−1970年代にかけて生産された三輪自動車も展示され、大人だけでなく、子供たちの人気を集めていた。
ドイツで生産された1956年型のメッサーシュミット『KR200』は、イギリスで50台販売された。当時のスエズ動乱による石油危機が、こうした燃費効率のいい一人乗り三輪車の需要をもたらしたという。展示車の現在のオーナーは、1985年にKR200を農家の納屋で発見し、修復のために総額9000ポンド(180万円)をつぎ込んだという。
ハインケル『トロージャン』バブルカーは、1956年から1965年の間に約3万台が生産された。1人乗りで、排気量200ccのエンジンで80km/hを出すという。
1970年型ボンド『バグ』は、三輪車ながら2人乗りを実現。そのために、エンジンは排気量701ccのものを搭載してる。