カップル狩りにオヤジ狩り、同一犯か

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27日未明、茨城県ひたちなか市内にある常陸那珂港展望台の駐車場で、クルマを止めて夜景を見ていたカップルが若い男4人に襲撃され、頭などを殴られた上、現金を奪われる事件が起きた。

この3時間後には同市内の別の場所で同様の事件が起きており、警察では同一人物が関与した強盗傷害事件として捜査を開始した。

茨城県警・ひたちなか西署の調べによると、事件が起きたのは27日の午前1時20分ごろだという。ひたちなか市長砂付近にある常陸那珂港展望台の駐車場で、26歳の男性と22歳の女性がクルマを降りて車外に出ようとしたところ、暗闇の中から現れた4人の若い男たちに取り囲まれた。

男たちは男性に対し、「ここは誰の縄張りだと思っている。勝手にいちゃついているんじゃねぇぞ」などと言っていきなり殴りかかった。

この間、高校生程度とみられる別の少年が「カネを出せば命だけは助けてやる」と要求。2人から現金3万円あまりを奪って逃走した。

通報を受けた警察では強盗傷害事件として捜査を開始したが、今度は午前4時20分ごろ、ひたちなか市勝田本町付近の市道で若い男3人が43歳の男性にいきなり殴りかかり、現金約5万5000円を奪うという第2の事件が起きた。

二つの事件ではいずれも20歳代後半とみられるリーダー格の男と、実行犯役の15−18歳程度の少年3人が関与しており、被害者供述による人相などの特徴が酷似していることから、警察では同一犯による犯行と断定。市内で活動する暴走族グループなどの洗い出しを進めている。

常陸那珂港の展望台では、これまでにもカップルの乗ったクルマが数回襲撃されており、警察ではこれらとの関連も調べる方針だ。

《石田真一》

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