老人福祉バスとタクシーが衝突、15人負傷

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30日午前、北海道苫小牧市内の市道交差点で、高齢者など15人が乗った老人福祉施設所有のマイクロバスと、60歳男性の運転するタクシーが出会い頭に衝突した。

この事故で76歳の女性が右手首を折る重傷、他の14人が軽傷を負った。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、関係者から事情を聞いている。

北海道警・苫小牧署によると、事故が起きたのは30日の午前9時ごろ。苫小牧市新開町付近の市道を走行していた28歳男性が運転する老人福祉施設所有のマイクロバスと、60歳男性の運転するタクシーが交差点中央部付近で出会い頭に衝突した。

タクシーはマイクロバスの左側部に衝突、横に押し出す形となった。マイクロバスに乗っていた70歳から91歳の高齢者13人と、施設の職員1人がいずれもシートから落ちた。この事故でとっさに手を着こうとした76歳の女性が右手首を折る重傷を負い、タクシー運転手を含む14人が打撲などで軽傷を負った。

現場の交差点には信号機が設置されておらず、見通しも比較的悪い。警察では双方の運転者が安全確認を怠り、漫然と進入したことが事故につながったとみて、業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

マイクロバスに乗車していた高齢者13人はデイケアサービスを受けるため、老人福祉施設に移動している最中だった。

《石田真一》

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