親子で警官に暴行…3人を逮捕

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神奈川県警は30日、交通違反を起こして警察官の追跡を受けていた36歳の男を加勢する目的で、警察官に対して暴行を行った60歳の父親と30歳の弟を公務執行妨害の現行犯で逮捕していたことを明らかにした。

神奈川県警・平塚署の調べによると、事件が起きたのは29日の午後11時ごろ。平塚市内をパトロールしていた警察官か信号無視を行った乗用車を発見。停止を呼びかけた。

しかし、クルマはこれを無視するかのようにスピードを上げて逃走。パトカーは赤色灯とサイレンを使用して追跡を行った。逃走していたクルマは約5kmほど走り、住宅街の中で突然減速。パトカーに乗務していた53歳の警部補が職務質問するため、外に出た。

警部補がクルマを運転していた男に対して職務質問しようとしたところ、男は「お前、口の聞き方が悪い」と言いがかりを付け、いきなり殴りかかった。

直後、近くの民家から2人の男が飛び出し、この警部補に対して集団で殴る蹴るの暴行を加えた。さらには「信号無視ぐらいで追いかけているんじゃない」、「税金で食わされている身分のくせに生意気だ」などと口々に言いながら暴行を続けた。

別の警察官が応援を要請した後に仲裁に入り、3人を公務執行妨害の現行犯で逮捕。路上に倒れていた警部補も救出した。警部補は顔面や腹部など複数に打撲を負っており、全治2週間程度の軽傷だという。

その後の調べで逮捕された3人は親子と判明。交通違反を行ったのは36歳の長男で、これに60歳の父親、30歳の弟が加わり、警部補に対しての暴行を行った。長男は逮捕当時、かなり酒に酔った状態で、酒気帯び相当量のアルコールが検出されている。

長男はパトカーに追跡され始めた直後、家に電話して加勢するように求めたらしく、父親と弟は家の玄関付近で一行の到着を待ち構えていたらしい。

警察では「3人とも酒に酔っていたとはいえ、交通違反はもちろん、警官への集団暴行も正当化されない。それにしてもとんでもない一家だ」と怒り心頭。3人に対しては厳しく対処するとコメントしている。

《石田真一》

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