道路や橋が悲鳴…国交省、対策を強化へ

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国土交通省は、違反が絶えない『特殊車両通行許可制度』を強化し、取り締まりなどを大幅に強化する。

道路法(車両制限令)で、公道を走れる車両には上限がある(重量で20トン、一部道路25トン)が、重量物や長尺物輸送などやむを得ない場合は、都道府県や国道事務所に通行許可を申請し、ルートや速度などを限定して走ることができる。

しかし、実態は車両制限令を超えた運行の7割が無許可だったり、指定された道路を通らないなどの違法状態で走行しているという。このため、橋りょうや舗装が痛み、国交省の試算によると、年間補修維持費5700億円のうち、実に2100億円分が違反車両によるものとされる。

このため、今年10月から違反点数制度を導入するほか、自動取り締まり装置も30カ所程度、設置する。いっぽうで、オンライン申請などにより審査期間を現行の4カ月から4日間に短縮し、申請者の負担を減らして制度利用を促す考えだ。

《編集部》

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