交通取り締まりで得た個人情報を悪用してセクハラ

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宮崎県警・監察課は3月31日、日向署の地域課に所属する53歳の巡査部長が、交通違反を行ったとして検挙した20歳代の女性に対し、個人情報を悪用して交際を迫るなどの不祥事が起きていたことを明らかにした。

県警ではこの巡査部長に対し、減給の懲戒処分を実施している。

宮崎県警・監察課によると、個人情報を悪用して女性に交際を迫るなどしていたのは、日向署の地域課に所属する53歳の巡査部長。

この巡査部長は昨年12月、交通違反を行ったとして検挙した日向市内に住む20歳代女性の個人情報を悪用し、この女性の自宅を訪問したり、携帯電話に電話を掛けるなどしていた。

当初、巡査部長はこの女性に対して交際を迫るなどしていたが、女性がこれを断ると、今度はひわいな言葉を投げかけたり、一部脅迫的な言動を行ったという。

こうしたアプローチは今年1月から2月までの間、断続的に行われており、あまりの頻度に嫌気と恐怖を感じた女性が同署に「なんとかならないか」と相談。事態が発覚した。

巡査部長は監察課の調べに対し、「女性のことが心配になり、何とか手助けをしたやりたいと思った」と供述。ひわいな内容の電話については「女性を傷つける目的は無かった」と主張。自分の行為がいやがらせに当たるとは全く認識していなかった。

県警では「警察に対する信頼感を失墜させた」として、この巡査部長に対し、3月30日付けで減給10分の1を6カ月間という懲戒処分を実施している。

《石田真一》

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