当て逃げしたクルマが線路内へ逃走

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3月31日深夜、茨城県龍ケ崎市内の国道6号線で、交差する市道から赤信号を無視をして国道側に進入しようとした軽自動車と、国道を走っていた乗用車が衝突する事故が起きた。

軽自動車は現場からの逃走中にJR常磐線の線路内に侵入。タイヤがパンクして立ち往生していたところを駆けつけた警察官に発見され、過失往来危険の現行犯で逮捕されている。

茨城県警・竜ケ崎署によると、事件が起きたのは3月31日の午後11時5分ごろだという。龍ケ崎市小通幸谷町付近の国道6号線で、赤信号を無視して交差する市道から進入してきた軽自動車と、国道を青信号に従って走行していた乗用車が出会い頭に衝突した。

軽自動車はそのまま現場から逃走。衝突の被害を受けたクルマは前輪が損傷して自走不能になっていたことから、事故を目撃した後続車のドライバーが代わりにこの軽自動車の追跡を開始。警察に対しても「当て逃げ事故を起こしたクルマを追跡している」と通報を行った。

軽自動車はかなりのスピードで逃げ続けたが、事故からおよそ5分後の午後11時10分ごろ、事故現場から500mほど離れたJR常磐線の踏切から線路内に進入した。

軽自動車は線路内を約500m走り、次の踏切から脱出を図ろうとしたが、段差に乗り上げて身動きが取れなくなり、立ち往生していたところを駆けつけた警察官に発見され、過失往来危険の現行犯で逮捕された。

逮捕されたのは35歳の女で、女はクルマで線路内に侵入したことについては「道路と誤認した」と供述しているが、当て逃げ事故については黙秘の姿勢を貫いている。

軽自動車が線路内を走行していた当時、現場近くのJR佐貫駅には下り電車が停車しており、発車する直前だったが、警察から「クルマが線路内を走行している」という連絡がなされ、運行を一時見合わせた。この連絡が数分遅れた場合、電車とクルマが線路内で衝突する可能性もあった。

《石田真一》

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