青森県警は4日、冬季に運用制限していた白バイの使用を再開するため、交通機動隊の隊員35人を対象とした技能訓練を青森市内の運転免許センターで実施した。
訓練によって制御感覚を取り戻すとともに、実際の道路事情を想定した緊急対応動作なども試した。
これは青森県警・交通機動隊が毎年この時期に実施しているもの。青森県警では道路に積雪してバイクの通行が困難になる12月から3月の間、白バイ隊の運用を制限している。
この間、隊員はパトカーを使用しての取り締まりに当たるが、6日からの運用再開を前に、車両感覚や操縦技術を確認するための訓練を実施した。
訓練は青森市三内丸山付近にある運転免許センター内の技能試験コースを使って行い、前半はスラローム走行などを中心に。後半は実際の取り締まりを想定した訓練を実施。容疑車両が狭い路地に逃げ込んだことも想定し、細路でのUターンなど具体的なテーマを与えて訓練を行った。
県警では「春になると暴走を行うクルマも増える。こうしたクルマを確実に取り締まれるように努力したい。今回の訓練も白バイ隊の実力を100%発揮するために行っている」とコメントしている。