観光バス、トンネル内で出火

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5日朝、山梨県大月市内の中央自動車道上り線・笹子トンネル内で、タイ人観光客など41人が乗った大型観光バスのエンジンルームから出火する事故が起きた。

バスはトンネルから抜け出し、出口から700m付近にあるチェーン着脱所に退避したが、車体は炎上。車体後部付近を中心に全焼した。乗員乗客のうち、6歳と12歳の女児が避難の際に転倒し、足に軽傷を負っている。

山梨県警・高速隊によると、事故が起きたのは5日の午前8時30分ごろだという。大月市笹子町黒野田付近の中央自動車道上り線・笹子トンネル内を走行していた大型観光バスのエンジンルームから突然出火。車内に白煙が充満した。

バスにはタイ人の観光客41人のほか、運転手とガイドの日本人乗員2人が乗っていた。煙が充満したことによって車内は一時パニックとなったが、運転手は冷静に運転を継続してトンネルから脱出。

近くにあるチェーン着脱所にバスを止め、乗客全員を車外に脱出させた。この際、煙で視界を失った女児2人が車内で転倒。足に軽いケガを負っている。

通報を受けて出動した消防などが消火に当たったが、バスはエンジンルームを激しく炎上させ、わずか15分ほどで全焼した。

警察の事情聴取に対し、60歳のバス運転手は「エンジンに異常を感じ、前日に山梨県内のメーカー指定工場で応急の修理を行った。突然パワーが落ちたと思ったら火が出ていた」などと供述している。

警察では整備不良が無かったかどうかなど、バスを所有する会社の関係者からも近々に事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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