5日夜、徳島県三加茂町内の国道192号線で、対向車線側に逸脱した乗用車が、順走していた普通トラックと正面衝突するという事故を起こした。
この事故で乗用車は原型を留めないほどに大破。レスキューが出動して乗っていた4人の救出に当たったが手間取り、3人が死亡、残る1人も重体となっている。
徳島県警・池田署によると、事故が起きたのは5日の午後8時20分ごろ。三加茂町中庄付近の国道192号線で、乗用車がセンターラインを逸脱して対向車線に飛び出し、順走していた53歳男性運転のトラックと正面衝突した。
この事故で乗用車は原型を留めないほどに大破。車内にいた4人は脱出不能となって取り残された。
レスキュー隊が車体を切断するなどして救出活動に当たったが、変形量が大きいなど作業に手間取り、運転していたとみられる66歳の男性をはじめとした3人が死亡。残る1人も重体となった。
現場は緩やかなカーブとなっており、乗用車はこれを曲がりきれずに対向車線側にはみ出したとみられる。
遺族の一人は警察の事情聴取に対して「花見に行くと言って家を出た」と供述しており、警察では速度超過だけでなく、飲酒運転の可能性も視野に入れて捜査を続けている。