刑務所が嫌で同乗者に身代わり強制?

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北海道警は6日、死亡交通事故を起こした際、逮捕されるのを恐れて同乗者に身代わり出頭させていた45歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で5日までに逮捕した。男は容疑を全面的に認めているという。

北海道警・帯広署の調べによると、問題の事故は今月2日に発生している。同日の午後5時35分ごろ、士幌町中士幌西2線付近の国道241号線で、対向車線側に逸脱した乗用車が対向の軽自動車と正面衝突。軽自動車を運転していた41歳の男性が出血性ショックなどが原因で死亡した。

警察では現場で「私が運転していた」と供述した男を業務上過失傷害容疑で検挙、事故当日に事情を聞いていたが、目撃情報などから実際にはこの男が事故を起こしたのではなく、別の男が運転していた可能性が強くなった。

男は事故直後に現場から逃走しており、警察ではこれを理由にひき逃げ事故として認知。男の行方を追っていた。

新たに逮捕された男は身代わりを依頼したことを大筋で認め、その動機として「前科があるので罪が重くなると思った。刑務所に入れられることを恐れて頼んだ」と供述している。

このため、身代わり出頭した男については犯人隠避容疑で改めて逮捕する方針だが、この男は取り調べ後、事故翌日から失踪しており、その行方はわかっていない。

《石田真一》

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