【ニューヨークモーターショー04】『マスタングGT-R』…ロードレースに戻る!
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搭載された5.0リットルV8「Cammer」エンジンは440馬力を発揮。既にレース用として単体でも販売されており、パワーに定評のあるエンジンだ。規定範囲内でもチューン次第では500馬力を超える大パワーのエンジンには、6MTのトランスミッションが組み合わさる。
足回りも20インチホイールにピレリのスリックタイヤで固められた本格モータースポーツ仕様だ。 カーボンファイバーのボンネットやリアウィングなどが追加されているが、ボディ自体は市販予定のボディパネルの85%を流用。
しかし室内はレーシーなスパルコのレーシングバケットシートが設置され、ロールケージが張り巡らされるなど、あくまでもスパルタンに仕上げられている。
発表に際しフォードグループ副社長ジム・オコーナーは、「マスタングGT-Rは、フォードが真剣にロードレースに戻ろうという意志の現われ」と表明。モータースポーツの世界を含め、日本、ヨーロッパ勢の躍進が目覚ましく、今や群雄割拠の時代を迎えた北米市場でのフォードの戦い方の指針を示す一台だ。市販予定は未定。
《ケニー中嶋》