7日未明、北海道釧路市内の市道で、17歳の女が運転する軽自動車が下り坂でスピードを出し過ぎてカーブを曲がりきれずに電柱に激突、横転する事故を起こした。
このクルマには定員を上回る7人が乗っており、16歳の女性1人が頭を強打して死亡。運転者を含む6人が重軽傷を負った。
北海道警・釧路署によると、事故は7日の午前5時50分ごろに発生している。釧路市城山1丁目付近の市道で、7人の乗った軽自動車がハンドル操作を誤って道路脇の電柱に激突。弾みで横転し、十数メートル滑走した。
この事故で同乗していた16歳の女性が頭を強打して死亡。運転していた17歳の女ら3人が手足の骨を折る重傷。残る3人も打撲などで全治2週間あまり軽傷を負った。
事故を起こしたクルマは定員4人となっているが、事故当時はこれを大幅に超える大人7人が乗車していた。運転していた女は17歳で免許を持っておらず、警察ではケガの回復を待って業務上過失致死傷と道路交通法違反(無免許運転)の容疑で検挙する方針だ。
現場は緩やかな右カーブを抜けた後の直線区間だが、クルマはカーブを逸脱する形で電柱に激突していた。
警察では速度超過による運転ミス、重量オーバーによる操作困難、そして濡れた路面を軽視するなど、複合的な要因が重なって事故が発生したとみて、調べを進めている。