サーブがニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー、一般公開:9−18日)で発表した初のSUVモデル『9-7X』は、同じGMグループのシボレー『トレイルブレイザー』のショートモデルがベース。
Aピラーより前のフェンダー、ボンネットを含めたフロント部分は、完全なサーブ顔。テールランプとテールゲートパネルも変更された他、サイドのモールディング類を全て取り外され、すっきりとしたサーブ・ルックが完成。
内装でも、サーブ独自のセンターコンソールにイグニッションキーを配するなど、サーブのテイストがふんだんに盛り込まれ、スタイリッシュでスポーティな仕上がり。
表皮を変更した本革トリムシート、専用18インチアルミホイール、4輪駆動システムなどは標準装備だ。
エンジンはトレイルブレイザーと同じ、300馬力の5.3リットルV8と、275馬力の直6、4.2リットルの2種類が用意された。サスペンションにはサーブチューニングが施され、スプリングレート、ショックアブソーバー、スタビライザーに至るまで徹底的な洗い直し。開発チームによると「ドライブするのが楽しくなる、サーブらしい」味付けにこだわったとのことだ。