FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦のプロペシア・ラリー・ニュージーランド(ラリー・ニュージーランド)は、15日−18日にニュージーランドのオークランドを中心に開催される。
4日間にわたり行われる競技のうちSSの数は全部で23。総走行距離は1398.36kmで、うち395.5kmがSSとなっている。
第3戦メキシコに続いてニュージーランドもグラベル(未舗装路)でのラリー。かなりの高速ラリーでもある。フィンランドとの共通点も多いが、フィンランドより路面は滑りやすく、グリップ力がやや低い。
ラリーは14日より第1回目のレッキ(事前試走)が始まり、15日にはレッキ、セレモニースタートとマヌカウでのスーパーSS(SS=競技区間)を実施。16日、17日、18日の3日間は早朝にレッキを行ない、その後SSというミルピステ・スタイルで進行。
ミルピステとはSSを行う日に第2回目のレッキを実施するシステム。従来はレッキとSSが同日に行われることはなかった。
メリットは、従来のように火曜日からレッキを行う必要がないためにチーム全体の運営コストが下げられること。反面、水曜日以降は1日でやらなければいけないことが多く、チームはてんてこ舞いになることがデメリットとして予想される。