日本興亜損害保険は、中国の大連、青島、蘇州、広州の4都市に、新たに駐在員事務所を開設すると発表した。これらの都市には、自動車メーカーなど日系企業の進出が加速している。このため、事故発生時のサポートなど現地での支援体制を強化する。
中国では、法制度を始めとした投資環境の整備により、日系企業の進出が急拡大している。今後、2008年の北京オリンピックや2010年の上海万博を控え、さらにこの傾向に拍車がかかるものと見られる。
新拠点は、中国保険監督管理委員会の承認を前提とし、04年度中に開設する予定。同社はすでに、上海、深セン、北京に駐在員事務所があり、4都市での新設により全7都市にネットワークを持つことになる。
現地の保険情報や事故発生時のサポート、リスク管理のノウハウ提供などを実施し、中国に進出する日系企業に対するサポート体制を強化する。