取締りに腹を立て、警察署にトラックで突入

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13日夜、東京都荒川区荒川にある警視庁・荒川警察署の正面玄関に普通トラックが突っ込み、玄関の自動ドアが大破するという事件が起きた。警察では運転していた43歳の男が故意に突入させたと判断。殺人未遂と公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

警視庁・荒川署によると、事件の発端となったのは、同日に過積載を行っていたという容疑で突入事件を起こした男を道路交通法違反容疑で検挙したことにあるという。

13日の午後3時ごろ、台東区内で交通取締りを実施していた荒川署員が過積載の疑いのある2トントラックを発見した。トラックには合計6トンの建築廃材などが積載されており、署員は道交法違反(過積載)容疑で検挙。反則キップを交付した。

ところが男はこれに猛反発。カッターナイフを自分の腹に押し付け、「誰もがやっている。どうして俺だけを捕まえるんだ」と切りつける素振りを見せた。このために数人の警察官が男を取り押さえて荒川署に連行。事情聴取の後に摘発現場へ再び送り届けていた。

怒り心頭の男は釈放後に自分のトラックを運転し、午後6時30分ごろには荒川署に戻ってきた。そして玄関前で「取締りをやっていた警官と会わせろ」と要求したのだが、警備を行っていた署員はこれを拒否。男が入ってこないように玄関の門扉を閉めるなどして対処した。

しかし、午後7時45分、パトロールに出発しようとしたパトカーが出ようとした際、男はトラックを急発進させ、門扉を操作していた警官に向かって走り出した。警官はとっさに避けたがトラックは正面玄関の自動ドアに突入。ガラス2枚を割り、署内正面受付近くまで突っ込み、そこで停止した。

警察では男を殺人未遂と公務執行妨害の現行犯で逮捕しているが、男は取り調べに対して「警官を殺すのに失敗した」と話しており、反省の様子はまったくなく、あとは交通取締りに関する不平不満を漏らしているという。

《石田真一》

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