15日開催されたシンポジウムでは、講演の後、参加者はつくば市内の国土技術政策総合研究所に移動した。ここで、実車を使ったダイムラークライスラーの安全技術デモ走行が行われたのだ。
同社が披露した新技術は3つ。
(1)ふらついたり、ウィンカーを出さずに車線変更した場合、警告を出すテリジェント・レーンアシスト、
(2)個々のトラックや路側設備で事故や前走車の急制動情報などをやりとりし、後続車に警告を出すインタートラフィックコミュニケーション、
(3)前走車が停止していたりした場合、自動で急ブレーキをかける自動緊急ブレーキ、
の3技術だ。
このうち、注目度が高かったのは自動緊急ブレーキのデモ。前走車を低速で走らせ、後ろから80km/hで急接近したメルセデスベンツ『アクトロス』が轟音とともに止まると、見学者の間から思わず拍手がわき起こった。