トラックの荷台から歩行者を直撃

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17日午前、奈良県奈良市内の国道24号線で、車線変更を行ったトラックの荷台に積載されていたユンボ(小型パワーショベル)が歩道に落下。信号待ちをしていた歩行者2人を直撃するという事故が起きた。この事故で1人が死亡、もう1人が重傷を負った。

奈良県警・奈良署によると、事故が起きたのは17日の午前9時30分ごろ。奈良市柏木町付近の国道24号線で、右折してきたクルマを避けようとしたトラックが交差点内で車線変更を行ったところ、荷台に搭載されていた重さ3トンあまりのユンボ(小型パワーショベル)が左側に向かってずり落ち、そのまま歩道に飛び込んだ。

当時、歩道には信号待ちをしていた40歳と66歳の男性がおり、ユンボはこの2人を直撃した。40歳の男性は頭を強打し、病院に収容されたときには意識不明の状態だったが、後に死亡。66歳の男性は肩の骨などを折る重傷を負った。

通常、重機を輸送する際には荷台にロープやワイヤーなどで固定することが必要だが、問題のトラックはそれを怠っていたとみられる。左側に急ハンドルを切った際、荷台から遠心力で重機が滑り、加速がついた状態で歩道に飛び込んだらしい。

警察ではトラックを運転していた28歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。被害者1人が死亡したことを受け、業務上過失致死傷容疑での取り調べを進めている。

《石田真一》

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