18日午前、北海道上富良野町内の国道237号線で、センターラインをオーバーして対向車線に逸脱した乗用車と、順走していた軽自動車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で軽自動車側の3人が死亡、2人が重傷を負った。
北海道警・富良野署によると、事故が起きたのは18日の午前10時50分ごろ。上富良野町西8線北33付近の国道237号線、通称:深山峠で61歳の男性が運転する乗用車がセンターラインを逸脱し、対向車線側に飛び込んだ。
対向車線には36歳女性の運転する軽自動車がいたが、乗用車はこれと出会い頭に衝突。衝突時の速度が高かったため、双方のクルマは原型を留めないほどに大破した。
この事故で軽自動車側のうち、運転していた女性と、助手席に乗っていた32歳の男性が脳挫傷などを原因に死亡。
男性が抱いていたと思われる2歳の女児は衝突時に投げ出され、ダッシュボードなどで全身を強く打って死亡している。また、後部座席に乗っていた59歳の女性と4歳の女児が骨折などで重傷。
乗用車を運転していた男性も全身打撲の重体となっている。
現場は緩やかなカーブとなっており、警察では乗用車が速度超過状態で進行し、カーブを曲がりきれなかったことが事故の原因とみている。