米フォード・モーターが21日発表した2004年1−3月期決算は、コスト低減効果や販売増により、純利益は前年同期に比べて2.2倍の19億5200万ドル(約2127億円)と急回復した。自動車販売は4.9%増の178万8000台となり、全地域で黒字を確保した。
売上高は北米を中心に増加し、9.6%増の447億ドルだった。税引前利益では自動車が2.7倍の18億1800万ドルと大幅に増加。これまで収益を依存していた金融の11億ドル(51%増)を上回った。
自動車事業は、北米の税引前利益が59%増加じたほか、前年同期は赤字だった欧州やアジアなどでも黒字に転換している。