三菱『CU-H9000』はナビの基本機能を向上させたが、それと合わせる形でエンタテイメント機能も充実させている。
DVDビデオの再生をフォローしているのはもちろんだが、今回はハードディスク(HDD)への音楽リッピング機能である「ミュージックフォルダ」の使い勝手向上がひとつのテーマとなっている。
従来機の『CU-H8000』では、CDを再生しながら等速でリッピングするという方式が採用されていた。これをH9000ではリッピング速度を4倍速にスピードアップ。リッピングが終了したファイルから再生していくという「追っかけ再生」に改めた。
4倍速でHDDへの収録が行われるため、650MB容量のCDアルバム1枚の場合には15−17分程度で終了することになる。
HDD自体の容量が従来機の16GBから20GBにアップしたことに伴い、ミュージックフォルダに使えるユーザーエリアの容量も従来の2.7GBから約5GBにアップ。収録可能曲数も約400曲から約1000曲に増えた。
その反面、BGMとして使えるプリインストール曲は従来機の32曲から21曲に減っている。