職務質問の警察官、クルマに押し倒される

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22日未明、兵庫県神戸市長田区内の市道で、「車上荒らしをしているような男たちがいる」との通報を受けて駆けつけた警察官が、職務質問を拒否してクルマで逃走しようとした男が運転するクルマにバックで体当たりされ、軽傷を負う事件が起きた。クルマは現場からそのまま逃走している。

兵庫県警・長田署によると、事件が起きたのは22日の午前2時20分ごろだという。神戸市長田区戸崎通3丁目付近の住民から「駐車場でクルマを物色しているような行動を取っている若い男がいる。車上荒らしではないのか」という通報が寄せられた。

警察官3人が現場に急行。周辺のパトロールを行った結果、付近の路上に駐車する不審な軽ワゴン車1台を発見した。53歳の巡査部長がクルマに乗っていた20歳代前半とみられる若い男に職務質問を行うために後方から近づこうとしたところ、クルマが突然バックを開始した。

クルマは巡査部長を押すように約10m後退。巡査部長はそのまま引きずられた。男は巡査部長の制止を無視するようにアクセルを踏み続け、巡査部長が路上に転倒したのを確認すると、そのまま急発進して現場から逃走した。

警察では公務執行妨害事件として捜査を開始。近くの駐車場から走って逃げた別の若い男も別の警察官が目撃しており、関連があるものとして調べている。なお、付近の駐車場では車上荒らしの被害にあった車両は見つかっていない。

《石田真一》

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