コインパーキングを破壊の男、逮捕後に変死

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25日未明、神奈川県横浜市南区で、警察官の職務質問から逃れ、さらにはコインパーキングの料金を踏み倒して逃走しようとした男を警察官が確保した後、この男が意識を失って倒れ、約9時間後に収容先の病院で死亡する事件が起きた。

警察では覚せい剤中毒が原因で死亡したものとみている。

神奈川県警・南署によると、事件が起きたのは25日の午前0時40分ごろ。横浜市南区宮元町付近のコインパーキングで不審な行動をしていた男に同署員が職務質問を行おうとした。

男は警官の制止を振り切って逃走。自分が乗ってきたクルマに戻り、強引に発進しようとした。この際にコインパーキングの施設を破壊した。男はクルマを走らせることが出来ないと悟ると、今度はクルマを捨てて走って逃走しようとした。

警官が後を追いかけて男を確保したが、男は約5分ほど大暴れする状態となった。警察官は男を器物損壊の現行犯で逮捕。応援のパトカーを要請する間、男が暴れるのを抑えつけていたが、この間に男の様子が急変し、そのまま意識を失ってぐったりした。

警官は救急車を手配し、男を病院に収容したが、病院到着時には心肺停止の状態で意識は無く、収容から約9時間後の午前10時ごろに死亡した。

男が乗っていたクルマは4月上旬に愛知県内で盗まれたもので、車内からは覚せい剤とみられる薬物と注射器2本が発見されている。

これらの経緯から、警察では男が薬物原因で死亡した可能性が高いとみて、さらに詳しい死因を調べる方針だ。

なお、今回の一件について神奈川県警では「男の確保や、パトカー到着までの制圧方法に問題がないと考える」とコメントしている。

《石田真一》

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