視覚障害者誘導用スピーカー、暴走グループが示威行為に使っていた

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滋賀県警は24日、歩行者用信号機と連動して作動する視覚障害者誘導用のスピーカーを盗んだとして、少年3人を窃盗容疑で23日までに逮捕した。

滋賀県内では視覚障害者用音響装置が盗まれるという事件が相次いで発生しており、余罪についても調べを進める方針だ。

滋賀県警・草津署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは、いずれも草津市内に住む17歳の少年1人と、16歳の少年2人。

この少年らは昨年12月、草津市上笠2丁目付近にある草津総合病院前交差点の歩行者用信号機に併設された視覚障害者誘導用のスピーカー1個(時価1万円相当)を盗み出し、自分たちが乗り回していた原付バイクの後部に装着していた疑いがもたれている。

少年らは特定の暴走族グループには属していないが、草津市内などでの暴走行為を繰り返していた。その際、使用している原付バイクの後部に設置されたスピーカーと、ヘッドホンステレオを接続、音楽を流しながら走行していた。このスピーカーが視覚障害者誘導用スピーカーだった。

滋賀県内では今年2月と3月の2回、最新型の誘導用スピーカー合計7個が盗難被害に遭っている。誘導用の信号音に特化した構造となっており、音声や音楽を鳴らすことには適さないことから、警察では「盗んだ者の意図がわからない」としてきた。

警察ではこの少年らが今年起きた2件の盗難事件にも関与している可能性が強いとして、厳しく追及するとしている。

《石田真一》

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