4月30日深夜、長野県内の中央自動車道で、22歳の女性が運転するRVが中央分離帯に衝突し、横転するという事故が起きた。この事故によって後部座席でシートベルト非着用状態だったとみられる女性2人(母子)が死亡。運転者を含む3人が重傷を負った。
長野県警・高速隊によると、事故が起きたのは4月30日の午後10時30分ごろ。辰野町平出付近の中央自動車道上り線で、走行車線を走っていた5人乗りのRVが路上にあったキツネの死骸を避けようと急ハンドルを切り、そのまま中央分離帯に激突した。クルマは縁石へ乗り上げ横転。そのまま転がり続け、最後は上下逆さでようやく停止した。
この事故によって後部座席にシートベルト非着用で乗車していたとみられる女性2人が車外に投げ出されるなどして相次いで死亡。運転していた22歳の女性が腕や足の骨を折る重傷を負い、運転者の父親に当たる49歳の男性と、同乗していたイギリス国籍の18歳男性も重傷を負った。
現場は片側二車線の緩い右カーブてなっており、走行車線と路肩の間にキツネの死骸が横たわっていた。運転していた女性は警察の調べに対して「前のクルマを回避しようとして急ハンドルを切った」などと離しているという。
警察では事故を起こしたクルマの前を走っていたクルマの回避行動に問題が無かったかどうかを調べるとともに、走行記録などからこのクルマの特定を急ぐ方針だ。
運転していた女性はモータースポーツなどのイベントでキャンペーンギャルを務めたこともあり、現在は学生タレントとして活躍していた。