容疑者は現場に戻る…検問5日目に逮捕

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山梨県警は2日、死亡ひき逃げ事故を起こしたとして52歳の男を逮捕した。警察が事故現場付近で、事故発生と同じ時間帯に検問を実施していたが、この検問において容疑車両を発見したのがきっかけとなっている。

山梨県警・大月署によると、問題の事故は4月26日の午後8時35分ごろに発生している。大月市七保町瀬戸付近の国道139号線で、道路を歩いていた57歳の男性が後ろからきたクルマにはねられた。クルマは現場からそのまま逃走。男性は近くの病院に収容されたが、脳挫傷などが原因で間もなく死亡した。

同署では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。事故当時の有力な目撃証言がほとんど無かったこともあり、事故の翌日から現場付近で車両検問を行い、事故と同じ時間帯に通行するクルマのドライバーから不審車両の情報を集めていた。

1日に行われた検問で、担当の警察官が道路に並んでいる車列の中に左前部フェンダーとボンネットを損傷した乗用車があることを発見。運転していた52歳の男に任意同行を求めた。

同署で取り調べを行った結果、男は容疑を否認するものの、事故の翌日から別のクルマに乗って通勤していたことが判明。これらを追及した結果、最終的には「何かがボンネットに当たった」と認め、現場から採取した破片と破損部位が一致するなどしたため、この男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

警察では「地道な検問が功を奏した」とコメントしている。

《石田真一》

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