無免許で運転を練習していた少年、海に転落

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9日未明、愛知県武豊町内にある衣浦港の岸壁から高校生3人の乗った軽自動車が海に向かって突進、海中に転落した。運転席と助手席に座っていた2人は自力で車外に脱出したが、後部座席にいた17歳の少年が逃げ遅れ、溺死している。

愛知県警・半田署によると、事故が起きたのは9日の午前4時ごろ。武豊町1号地付近にある衣浦港で、17歳の少年が運転する軽自動車が暴走し、岸壁に設置された高さ15cmの縁石を乗り越え海に転落した。

軽自動車には、いずれも17歳の少年3人が乗っており、このうち運転していた少年と、助手席に同乗していた少年は自力で車外に脱出したが、後部座席に座っていた1人が衝突の際に頭などを打ち意識を失い、逃げ遅れた。

クルマは2人が脱出した窓から浸水し、数分で水没。一緒にいた仲間の少年の通報で駆けつけた消防隊員によって少年は45分後に助け出されたが、すでに溺死していた。

警察の調べによると、運転していた少年は免許を持っておらず、この日は友人が自宅から勝手に持ち出したクルマを使い、約10人程度の仲間と交替でクルマを運転する練習をしていたという。

現場にはブレーキ痕が残されていないことから、警察では運転していた少年が操作を誤るか、自分の運転テクニックに過信して暴走した可能性もあるとして、業務上過失致死の容疑で運転していた少年などから事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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