事故当時に通過した大型車は1台のみ…ひき逃げ

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山梨県警は9日、今年4月19日に山梨県竜王町内で発生していた死亡ひき逃げ事故の容疑者として、39歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。かなり早い段階で男の関与が判明したものの、証拠固めに時間を要したという。

山梨県警・交通指導課、同・南甲府署によると、この事故は4月19日に発生している。同日の午前5時30分ごろ、竜王町西八幡付近の県道で、道路左側を歩いていた57歳の男性が後方から走ってきた大型タンクローリーにはねられた。

この事故によって男性は頭を強打。ほぼ即死だったとみられるが、男性をはねた大型トレーラーはそのまま逃走した。

その後の調べや、目撃者から寄せられた情報により、事故当日にに南アルプス市内から静岡県富士市内に向かって大型タンクローリー車を運転していた39歳の男の存在が浮上したが、当初この男は「身に覚えがない」と容疑を否認。車両検証でも事故の痕跡は確認できず、捜査は難航していた。

しかし任意での取り調べを続けているうちに、この男が「死亡した男性が道路を歩いているのは知っていた。通過した後、バックミラーを見たら倒れていた」と、事故を起こしたことを大筋で認める供述を始めた。

男はなおも「自分のタンクローリーと接触したわけではないと思う」などと、一部を否認し続けていたが、事故の時間帯に現場を通行していた車両がこの男のクルマしか無かったことから、警察では「事故に関与した」と最終的に断定。男の逮捕に踏み切った。

警察では今後も男を追及し、さらに調べを進めるとしている。

《石田真一》

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