【新聞ウォッチ】三菱自もハゲタカファンドの手に…リップル出資か

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年5月13日付

●ダイムラー・現代自動車、資本提携を解消(読売・8面)

●三菱自動車、リップルウッドなどと出資交渉(読売・8面)

●首都圏ディーゼル車規制 逃げるトラック、古い車地方の営業所へ(読売・33面)

●三菱自動車、ハブ破損「危険度最高」なのに、リコール会議かけず、99年の事故後(読売・35面)

●三菱自動車虚偽報告「ハブ交換対象40%になる」対策会議で基準緩和、架空実験、偽の資料も作成(朝日・1面)

●ダイムラー、中国シフト鮮明に、アジア戦略転換(朝日・12面)

●トヨタの懐(下):「常勝」に潜む危険、快走の死角(朝日・12面)

●トラックの装飾板禁止、国交省(朝日・38面)

●カーナビ、ボーナス商戦、大容量HDDで加速(産経・8面)

●社説・トヨタ決算、カイゼンが築く利益(東京・5面)

●好調・軽自動車国内2強、スズキにダイハツ肉薄(東京・8面)

●日産ディーゼル排ガス浄化用の「尿素水」400カ所に供給施設(日経・11面)

●トヨタ自動車、バクテリアで土壌浄化(日経・13面)

●ホンダ、米工場に最新塗装設備(日経・13面)

●スズキ、経常利益最高952億円、前期20%増、アジア販売好調(日経・16面)

ひとくちコメント

経営再建が危ぶまれている三菱自動車に対し、米投資会社のリップルウッド・ホールディングスが出資する可能性が強まってきた。出資金額は明らかになっていないが、実現すれば、日本の大手自動車会社としては初めて“ハゲタカファンド”と呼ばれる米投資会社からの本格的な出資を受け入れることになる。きょうの東京などが報じている。

リップルウッドは、破たんした旧日本長期信用銀行(現新生銀行)に出資、最近は日産系の部品会社ナイルスを傘下に収めるなど自動車産業の再生ビジネスにも関心を示しているという。

三菱自動車は三菱グループとともに新たな再建策の策定に向けた調整を急いでいるが、再建に影響力を持つ三菱グループの重鎮である槇原稔氏はリップルウッドともパイプが太いことでも知られており、筆頭株主の独自動車大手ダイムラークライスラーの支援打ち切り決定以降、選択肢の一つに浮上していた。

《福田俊之》

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