ポルシェのデザイン部長が交代

自動車 ビジネス 企業動向
ポルシェのデザイン部長が交代
ポルシェのデザイン部長が交代 全 1 枚 拡大写真

14日、ポルシェはデザイン部“スタイルポルシェ”のハルム・ラガーイ部長が引退し、後任にミハエル・マウアー(前サーブ・チーフデザイナー兼GMヨーロッパ先行デザインセンター所長)が就任することを明らかにした。

『911』タイプ996や『ボクスター』のデザインを監督したラガーイは7月1日付けで引退、11月1日までにマウアーが就任する。マウアーは初代メルセデスベンツ『SLK』などのデザインで知られる。

ラガーイは1946年、オランダ生まれ。シムカなどを経て71年にポルシェに入り、『924』や911をデザインする。77年にフォードに移籍、ケルンスタジオのマネージャーになる。85年にはBMWの先行開発部門であるBMWテヒニク(テクニック)のチーフデザイナーに就任、『Z1』の開発を指揮する。

89年に再びポルシェに移籍、以来、スタイルポルシェを率い、自社や社外からの委託デザインを監督してきた。その間、96年に発売されたボクスターはポルシェの経営上での転機となった。911タイプ996、SUV『カイエン』、高性能『カレラGT』も彼の作品だ。

後任のマウアーは62年、ドイツ生まれ。86年にメルセデスベンツでキャリアをスタート、89年に初代SLKのデザインリーダーに任命され、2年後に市販。98年には横浜にある同社の日本先行デザインスタジオ所長に就任し、1年後にはグループ企業の『スマート』のチーフデザイナーに就任した。

2000年にサーブに移籍、チーフデザイナーに就任、03年からはGMヨーロッパ先行デザインセンター所長も兼任していた。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る