2人乗り自転車を摘発…レアケースではない

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神奈川県警は19日、自転車に2人乗りしていたとして、41歳の男を道路交通法違反(乗車定員違反)容疑で書類送検した。自転車の2人乗りで書類送検されるのは全国的に珍しいが、制止を無視するなど、悪質だったことを理由としている。

神奈川県警・平塚署によると、2人乗り自転車の摘発が行われたのは今月2日。同日の午後1時40分ごろ、平塚市下島付近の市道で2人乗りしている自転車をパトロール中の同署員が発見した。

警察官はパトカーに備え付けのスピーカーで「自転車の2人乗りは禁止です。危ないから降りて」と呼びかけたが、自転車はこれを無視。その後の「止まりなさい」という指示も無視して逃走した。

自転車は約400m逃走したが、最終的にはパトカーが前方で走行を抑止し、運転していた男を道交法違反で検挙した。男は「自転車の2人乗りなんて誰もがやっていることだろう」と食い下がったが、警察では「制止命令も無視しており、悪質」として反則キップを交付している。

神奈川県警では「自転車事故防止総合対策」を推進しており、自転車の2人乗りや暴走を一掃するキャンペーンを展開している。ゴールデンウィーク中は交通事故による死亡事故を減らすためのパトロールを強化しており、その最中に発見した2人乗りの自転車には一度停止させ、注意していたという。

今年に入ってから自転車の2人乗りで書類送検されたのは初めてだが、同署によると「事故に至ったり、警察官の指示を無視して逃走する場合など、悪質と思われるケースでは積極的に送検しており、特殊なことではない」としている。

《石田真一》

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