VWのマイクロバス計画、07年に延期

自動車 ニューモデル 新型車
VWのマイクロバス計画、07年に延期
VWのマイクロバス計画、07年に延期 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(VW)が2001年のデトロイトオートショーでコンセプトとして発表し、登場が待たれていた『マイクロバス』。しかし開発の一時延期が発表され、アメリカでの発売は早くとも07年になる見込み。

マイクロバスはアメリカをメインターゲットとしたモデルで、かつて一世を風靡した「ビーチボム」の再来、と期待されていた。

VWによると、開発の延期はアメリカでの収益性、為替変動などをにらみ決定されたという。また当初のアメリカ向けモデル、という考え方も変更となり、今後マイクロバスの開発は『T5トランスポーター』の部品流用も含め、アメリカ以外でのマーケットも念頭に置いたものとなる。

VWが発表したリリースには、「アメリカ向けに専念したコンセプトではサイズその他で世界市場で競合できず、結局マイクロバスの成功の妨げになる」とあり、当初予定されていたものより小型化することになりそうだ。

VWが真剣にアメリカだけで売るモデル開発を行っていた、というのは驚きだが、やはりコスト的に実現は困難だったようだ。しかしビーチボムはホットウィール(ミニカー)でも人気のモデルで、7万ドル以上の最高値がつく、などアメリカ人にとっては愛着のあるモデル。その後継と目されていただけに、アメリカ国内では今回の決定に落胆の向きも。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  5. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る