73歳、120km/hで白バイを振り切ったが…激突死

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20日午後、北海道剣淵町で、速度超過違反を行ったとして白バイに追跡されていた乗用車が路外に逸脱、道路脇に積んであった木材に衝突した。この事故で乗用車を運転していた73歳の男性が首の骨を折り、間もなく死亡した。

北海道警・士別署によると、事故が起きたのは20日の午後2時40分ご。これに先立つ午後2時35分ごろ、剣淵町第14区付近の道道で、北海道警・旭川方面本部交通機動隊の白バイ隊員が交通取り締まりを実施していたところ、120km/h以上の速度で走る乗用車を発見。ただちに追跡を開始した。

白バイは赤色灯とサイレンを使用してこの乗用車を追跡したが、追跡に気がついた乗用車はさらにスピードを上げて逃げ続けた。

白バイ隊員は危険を感じ、数分で追跡を断念。乗用車が走っていった町道を走り続けたところ、追跡を断念した地点から約1.2km進んだ左カーブで路外に逸脱し、道路脇に積まれた材木に激突し、大破している乗用車を発見した。

隊員はすぐに救急車を手配したが、運転していた73歳の男性は首の骨を折っており、収容先の病院で死亡が確認されている。

警察では、この男性が取り締まりを逃れるため、100km/h以上の速度を保ったまま逃げ続けたことが事故につながったとみているが、高齢者の著しい速度超過違反は過去にあまり例がないという。

《石田真一》

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