1997年にデビューし、8年目にしてやっと念願の初優勝を手にしたルノーのヤルノ・トゥルーリがその喜びを語った。「初めてのポール、そして初優勝を共にここモナコで達成することができた。最高の気分だよ」
「だからといって、僕の人生は何も変わらない。ただ少し満足感が得られただけ。今週は僕の週末になった。いつもそうとは限らないけれど、今週は絶対に僕の週末になったと言えるね。僕は勝利を大々的に祝うタイプの人間じゃないんだ」
「今の望みは早く寝ること。勝てたことはとても幸福に感じている。でもいつものレース同様、早くリラックスしたいよ」とトゥルーリ。
昨年、若手フェルナンド・アロンソの影に隠れてしまったことによってさらなる成長を遂げたようだ。「チームとは上手くやっていたし、実際フェルナンドとも仲良くやっているよ」
「彼がポールと初優勝を獲得した去年、僕にはあまりいいことがないハードなシーズンだった。でも僕は諦めなかった。自信を失わなかったからこそ、今日最前列に着くことができた。悪い流れにあるときは、自分だけの力ではどうしようもなかったりする。辛くとも自分を強く持ち、自分自身を信じること。そうすることによって、今日の栄冠をつかんだんだ」
今シーズンいっぱいでルノーとの契約が満了するトゥルーリだが、契約延長の可能性が一気に高まった。