偽造それとも横流し? 警察の通行券がオークションに

自動車 社会 社会

和歌山県警は23日、インターネットオークションに「和歌山県警の警察車両通行券」と称する出品があり、主催するヤフーに対して出品の取り消しを要請したことを明らかにした。取り消される前に1件の入札がなされていたという。

これは和歌山県警・総務課が明らかにしたもの。ヤフーオークションに出品されていたのは、「和歌山県警の警察車両通行券」と称する12枚のチケット。22日に県外から「これは本物か?」という問い合わせで出品が発覚した。

出品されたチケットには「橋本警察署長」のゴム印が押捺されており、使用日を書き込む欄は「昭和」から「平成」にゴム印によって訂正されていた。全体的な様式は同署の捜査車両などが高野竜神スカイラインを通行する際に使用していた通行証に酷似しているという。オークションは20日の午後6時55分に開始されており、発見時点で1件の入札があった。

県警では「写真だけでは本物と確認できない」としながらも、オークションを主催するヤフーに対して出品の取り消しを求めるとともに、出品者への連絡取次ぎを依頼。どのような経緯でこのチケットを入手したのか調べたいとする。

高野竜神スカイラインは昨年10月に無料化されており、現在はチケットなしで通行できるようになっている。県警では「現物を確認していないので何とも言えないが、偽造されたものという可能性の他にも、実際に使用された通行券を何者が保管し、これを外部に持ち出して転売しようとした可能性もある」と指摘している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る