タイヤ脱落のトレーラー、少ない本数のボルトでタイヤを固定

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大阪府警は28日、今月12日に大阪府内で発生した大型トレーラーからのタイヤ脱落事故に関連し、事故を起こしたトレーラーの整備を担当した大阪市港区内の自動車整備会社を家宅捜索するとともに、この会社の社員1人を道路交通法違反容疑で逮捕した。

大阪府警・泉南署によると事故は今月12日の夕方に発生している。午後5時ごろ、大阪府岬町深日付近の国道26号線を走行していた大型トレーラーから、右中央部にあるタイヤ2本(ダブルタイヤ1組)が脱落。そのまま滑走して道路沿いの民家に飛び込んだ。住民が負傷することは免れたものの、家屋の壁面など一部を損壊させた。

その後の調べで、事故を起こしたトレーラーはタイヤのホイールをハブに対して8本のボルトで固定する構造だったにも関わらず、5本のボルトで固定するホイールを使っていたことがわかった。

警察ではこれを整備不良と判断。このホイールを装着した大阪市港区内の自動車整備会社を家宅捜索するとともに、実際に整備を担当していた42歳の男を道交法違反(整備不良)容疑で逮捕している。

取り調べに対し、男は「装着したものが正規のものでないことは認識していた」と供述しており、警察では押収した資料も調べ、この会社がどのような整備を行ってきたかについても調べる方針だ。

《石田真一》

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