高速道路を25km逆走…交通量が少ないから大丈夫と

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29日夜、広島県安芸高田市から広島市安佐北区内の中国自動車道と広島自動車道で、47歳の男が運転する乗用車が約25kmに渡って本線を逆走した。順走するクルマとの事故は起きなかったが、警察ではこの男性を道路交通法違反(通行区分違反)で検挙している。

広島県警・高速隊によると、逆走トラブルが起きたのは29日の午後9時30分ごろ。中国自動車道の上り線を走っていたクルマのドライバーから「逆走車が本線を走っている」との通報が相次いで寄せられた。

通報の相次いだ中国自動車道の千代田インターチェンジ(IC)付近を急きょ閉鎖し、警察がパトカーを出動させたところ、広島自動車道の広島北IC付近でクルマを発見。このクルマの走行を抑止し、運転していた男を保護した。

運転していたのは47歳の男で、供述によるとこの男は戸河内町内にある中国自動車道・戸河内ICから千代田ICに向けて走行していたという。ところが千代田ICを誤って通過したことに気づき、5kmほど先にある本郷パーキングエリアでUターン。上り線を逆走して千代田ICに向かった。

千代田ICでは順走車に進路を塞がれる形となって再び下り損ね、出口を求めてさらに逆走を続けた結果、迷走。25kmあまりを走行し、広島自動車道に入り込んでしまったという。保護された当時、男は「次の高田ICまで行くと遠いし、交通量も少ないので逆に戻れば良いと思っていた」などと供述していたようだ。

幸いにも順走車と接触や衝突するなどの事故は発生しておらず、警察では男に対して厳しく説諭した後、道交法違反(通行区分違反)で反則キップを交付している。

《石田真一》

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