NTTドコモは1日、『F900iT』、『P900iV』、『N900iS』など900iシリーズ派生モデルと同時に、既に販売中の『P900i』用の「カスタムジャケット夏モデル」発売を発表した。価格は1枚840円。
P900i用カスタムジャケットは本体表面のパネルを着せ替えるパーツで、製品標準添付以外に、これまで10種類が発売されていた。今回は「オーシャンブルー」「ryu-kin」「レインドロップス」「藍 ai」、「向日葵」といった夏をイメージするデザインが中心だ。
「“夏モデル”と銘していますが、4シーズンで発売するかは未定です。各パネルの販売数は限りがあるので、人気の高いデザインは品薄になりそう」(NTTドコモ iモード事業本部iモード企画部サービス戦略マーケティング担当の増田智子主査)
P900iを製造するパナソニックモバイルコミュニケーションズは、カスタムジャケットをひとつのスタイルとして定着させたいという。
「ユーザーがケータイをドレスアップする手段として、ストラップに続くものに育てたい。自動車のデザインスタジオをはじめ、異業種とのコラボレーションパネルも出したいです」(パナソニックモバイルコミュニケーションズ戦略マーケティンググループモバイルマーケティングチームの池田大祐主事)
パナソニックは昔、メルセデスベンツと共同でスリーポインテッドスターをあしらった携帯電話を作ったことがある。自動車デザイナーによるカスタムジャケットが発売されたら、クルマ好きには魅力的だ。
現在、携帯電話のパーツはすべてキャリアが買い上げるため、メーカーが自由に異業種とコラボレーションするのは難しい。しかし、ケータイストラップもドレスアップ手段として定着した事で、一部の輸入車ブランドをはじめ自動車の公式アクセサリーパーツになるまでに至った。カスタムジャケット文化のさらなる広まりに期待したい。