東洋ゴム工業は、米国で計画していた自動車用タイヤの生産拠点をジョージア州アトランタ郊外にすることを決めたと発表した。
同社では、乗用車とライトトラック用のタイヤを米国で現地生産する方針で、進出先を検討していた。月内に米国生産工場のトーヨータイヤ・ノースアメリカを設立し、2005年度末からタイヤの生産を開始する。投資額は1億5000万ドル。
新会社の資本金は5000万ドルで、東洋ゴムが全額出資する。工場の敷地面積は約60平方メートルで、当面は年産200万本のタイヤを生産する。
東洋ゴムが単独で、海外での現地生産を行うのは初めて。